こんにちは永沢デンタルクリニック、口育士の齋藤です。
突然ですが、現在お子さんの3人に1人に症状があるといわれている「口腔機能発達不全症」を知っていますか?

「口腔機能発達不全症」とは、食べること、話すこと、飲み込むこと、呼吸すること…
生きていく上で必要なお口の機能が十分に発達していない症状です。
口呼吸の影響は非常に深刻で、習慣化すると家族の方でも気がつかないことがほとんどです。
~目次~
1.口呼吸の悪影響
2.「お家でできるチェックポイント」
口呼吸の悪影響
口呼吸になると、虫歯や歯周病、呼吸障害、アレルギー、睡眠時無呼吸のリスク。脳の酸欠状態による学習や運動能力の低下、歯並びへの悪影響などの問題が起こります。
さらに、とくに知られていないのがお顔立ちの変化です!

中顔面が下方向に成長します。本来は右の様に前方へ成長しなければなりません。
お顔立ちの変化を防止するためには、骨格が成長しているうちに早めに治療することが大切です。
そして歯並びが悪くなるのは遺伝だと思われている方も多いのではないでしょうか?
大きな原因は習慣や癖にあります。
お口周りの機能が不十分なことが、症状として歯並びに現れるのです。
お子さんのむし歯やフッ素は検診に行かれていると思いますが、ぜひお口の機能についても観察してみてください。
「お家でできるチェックポイント」

- お口がポカンとあいていることがある
 - いつも鼻がつまっている
 - 指しゃぶり、爪をかむ、唇を巻き込む癖がある
 - いびきや歯ぎしりがある
 - 飲み込み時や会話中に舌がよく見える
 - 朝起きると機嫌が悪い、あくびが多い
 - 乳歯に隙間がない
 - 食事が遅すぎる、または早すぎる
 - やわらかい食材を好む
 - 口角がへの字になっている
 - 猫背ぎみ
 - うつぶせ寝が多い、仰向けで寝られない
 
など上記以外も、隠れたお口の機能不全のサインポイントがあります。

口腔機能発達不全症は歯科で診断ができます。早期に気がついてあげることが将来の身体の健康につながります!
永沢デンタルクリニックでもたくさんのお子さんがお口の機能診断やトレーニングに来院されています。お悩みなことやご不安なことがあリましたら、ぜひご相談にいらしてください。
※口育士とは、0歳からのお口周りの機能や筋肉についてのアドバイスや指導をする専門スタッフです。
  
      
  
   