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赤ちゃんの成長において、「呼吸」と「飲み込み」はとても重要な役割を担っています。実は、生後すぐの時期と、3ヵ月を過ぎた頃とでは、この機能が大きく変化していきます。
この時期の発達は、一見すると歯とは関係がないように思われがちですが、実際には将来の歯並びや噛み合わせ、さらには全身の健康にまで影響を与える大切な土台となります。

赤ちゃんは、生まれてから生後3ヵ月頃までは、気道と食道が分かれている状態に近く、ミルクを飲みながらでも鼻で呼吸がしやすい構造になっています。
これは、まだ自分で呼吸や飲み込みをうまくコントロールできない赤ちゃんにとって、安全に栄養を摂るための仕組みです。
しかし、生後3ヵ月を過ぎる頃から、
が大きく変わり始めます。
この変化は、単なる成長ではなく、「噛んで食べる準備」や「気道を守る機能」を育てるための重要なステップです。このタイミングで適切な発達が促されるかどうかが、その後のお口の成長に大きく影響します。
生後2〜3ヵ月頃は、呼吸と飲み込みのバランスが切り替わる過渡期です。
そのため、赤ちゃんにとっては非常に繊細な時期ともいえます。
この時期に、
といった様子が見られる場合、呼吸と飲み込みの協調がうまくいっていない可能性があります。

本来、呼吸と嚥下は無意識にスムーズに行われるものですが、このバランスが崩れると、ミルクを飲むこと自体が負担になってしまうことがあります。
その結果、誤嚥(ごえん)を起こしやすくなることもあります。

さらに、体質的に敏感なお子さんの場合には、
といった形で、呼吸に関わる問題が表面化するケースもあります。
つまり、この時期の“ちょっとした違和感”が、後の体調や発達に繋がっていくことも少なくありません。
赤ちゃんの抱き方は、生後3ヵ月を境に見直す必要があります。
特に、抱いたときに反り返る赤ちゃんは、呼吸と飲み込みに何らかの負担がかかっているサインである可能性があります。

こうした状態が続くと、徐々に「口呼吸」の傾向が現れることがあります。
口呼吸は単なる癖ではなく、
にまで影響する重要な要素です。
早い段階で気づき、適切な対応をすることで、その後の発達を大きくサポートすることができます。
こうした問題を防ぐために重要なのが、「ラッチオン」と呼ばれる授乳の姿勢です。
ラッチオンとは、
赤ちゃんが大きく口を開けて、乳首だけでなく乳輪までしっかり含み、噛むように飲む状態
のことを指します。
この姿勢をしっかりと作ることで、
といった効果が期待できます。

特に生後3ヵ月までの時期は、「生きるための基本的な機能」を育てる大切な期間です。
この時期にしっかりとした飲み方を経験することが、その後の発達の質を大きく左右します。
一方で、浅くくわえる飲み方になってしまうと、
といった問題が起こることがあります。
浅い飲み方は、見た目には問題がないように見えることも多く、気づきにくいのが特徴です。
しかし実際には、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても負担が蓄積しやすい状態といえます。
ラッチオンのもう一つの大きなメリットは、顎をしっかり動かす力が育つことです。
しっかりと顎を動かすことで、
といった良い影響があります。
この“顎を動かす経験”は、離乳食や咀嚼機能の発達にもつながり、食べる力そのものを育てていきます。

正しい歯並びは、
といった多くのメリットにつながります。
そしてその基盤は、歯が生える前からすでに作られています。
呼吸と飲み込み、そして授乳の仕方が、そのスタート地点なのです。
生後3ヵ月までの時期は、赤ちゃんにとって非常に重要な発達の期間です。
を意識することで、お口の健康だけでなく、全身の発達にも良い影響を与えることができます。
もし、
「反り返りが気になる」
「飲みにくそうにしている」
といった様子があれば、早めにご相談ください。
小さな気づきが、お子さまの将来の健康を大きく支える第一歩になります。
